ワクチンの種類について

コロナワクチンに関して様々な情報が飛び交っています。ワクチンについて少し紹介したいと思います。国の情報は信用できないと思われる方もいると思います。ただ、以下に挙げる厚生労働省の情報は、学生時代に習ったことをわかりやすく解説しています。 厚生労働省のホームページより https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0018.html Q.ワクチンにはどのようなものがあるのですか。 A.病原体(ウイルスや細菌など)そのもの又は、病原体を構成する物質などをもとに作ったワクチンがあります。 病原体(ウイルスや細菌など)そのもの又は、病原体を構成する物質などをもとに作ったワクチンを接種することで、その病原体に対する免疫ができます。具体的には、以下のようなものがあります。 • 生ワクチン病原性を弱めた病原体からできています。接種すると、その病気に自然にかかった場合とほぼ同じ免疫力がつくことが期待できます。一方で、副反応として、軽度で済むことが多いですが、その病気にかかったような症状が出ることがあります。代表的なワクチンとしては、MRワクチン(M:麻しん、R:風しん)、水痘(みずぼうそう)ワクチン、BCGワクチン(結核)、おたふくかぜワクチンなどがあります。 • 不活化ワクチン、組換えタンパクワクチン感染力をなくした病原体や、病原体を構成するタンパク質からできています。1回接種しただけでは必要な免疫を獲得・維持できないため、一般に複数回の接種が必要です。代表的なワクチンとしては、DPT-IPV:四種混合ワクチン(D:ジフテリア・P:百日せき・T:破傷風・IPV:不活化ポリオ)、DT:二種混合ワクチン(D:ジフテリア・T:破傷風)、日本脳炎ワクチン、インフルエンザワクチン、B型肝炎ワクチン、肺炎球菌ワクチン、ヒトパピローマウイルスワクチンなどがあります。 • mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチン、DNAワクチン、ウイルスベクターワクチンこれらのワクチンでは、ウイルスを構成するタンパク質の遺伝情報を投与します。その遺伝情報をもとに、体内でウイルスのタンパク質を作り、そのタンパク質に対する抗体が作られることで免疫を獲得します。今回、新型コロナウイルスの表面にあるタンパク質に対するワクチンが国内外で承認を受け、日本でも接種が開始されています。 以下は院長のコメントです。 メッセンジャーRNA(mRNA)はもともと体内に存在します。遺伝情報であるDNAの一部をコピーしたものがmRNAで、これによりいくつかのたんぱく質が合成されます。たんぱく質が合成されると、mRNAは細胞に不要としてすぐに分解されます。体内での寿命が短いのが特徴です。 院長の個人的な見解ですが、原理的には生ワクチンが最も危険です。免疫能力が大幅に低下している状況では、生ワクチンの様に病原性が弱まっているものですら感染が成立する可能性があるからです。不活化ワクチンやそれ以外のワクチンでは、病原体の一部のみを摂取するため感染が成立しません(感染やそれにより引き起こされる病気が生じるためには様々な要素が必要です。例えば、細胞の中に入る、細胞の中で病原性を発揮する、さらにそれが他の所に影響する、など多段階です。そのため、病原体の一部を摂取しても感染は成立しません)。 mRNAの接種は、アレルギー反応が生じる可能性はありますが、院長の知識で恐縮ですが、どのように将来へ影響が出るか可能性のあるストーリーが思いつきません。

2021.08.19

コロナワクチン接種用の注射器の紹介

現在、新型コロナウイルスが猛威を振るっており、東京や大阪の都市部では医療崩壊になりつつあります。新型コロナ患者さんの受け入れのみならず、その他の疾患でも受け入れに支障が出ていることと思います。今後、愛知県、そして三重県でも感染者が増えれば同じような状況が生じないか危惧されます。 新型コロナウイルスに関して、報道されていることとしては、①新規の感染者数が非常に多いこと、②新たなコロナ株が出現し、特にデルタ株の感染力が非常に強いこと、③ワクチン接種により重症化が防げる可能性が高いこと、④ワクチン接種をしても感染する可能性はあること、⑤感染者が徐々に低年齢層にシフトしていること、等が挙げられます。 その一方、ワクチンが不足してきており接種が思うようにできなくなってきていることや3回目の追加接種(ブースター接種)が必要な可能性が話題になっています。 さて、8/15は当院が担当する7回目の接種日になりました。当院は次回の8/22が、現時点で予定している最終接種日となります。6回目からは学生さんも接種して頂いております。当院での最年少の方は小学6年生です。ご両親と相談して接種を決められたと思います。不安があったと思いますが、無事に終了して安心しました。また、周囲が接種していない状況で接種する勇気にも、社会の感染抑制に協力頂いている観点から感謝しております。 今後、学校や塾などでのクラスター感染が問題になる可能性があります。冬の受験期に自身が感染した場合や学校でクラスターが発生した場合に多大な影響が出ることが考えられます。大学受験では遠方への移動を余儀なくされる場合もありどのように対応していくか悩ましいところです。 院長は現在の流行を鑑みたときに、学生や若年者の感染抑制が特に重要と考えています。ワクチン供給の状況や需要を見ながら、当院を接種会場として行わせていただくか検討したいと思います。 さて、本日は、ワクチンの注射器について紹介しようと思います。ワクチン接種に関して、必要な資材の大半は桑名市から供給されています。ワクチンは1瓶に0.45ml入っています。ここに1.8mlの生理食塩水を入れて希釈したのち、1本の注射器に0.3mlずつ取り分けます。量を間違えないようにとか気泡が入ると量がわかりにくくなるために気を遣う作業です。1本から理論上は7本分取れますが、瓶の壁に残る分がありますので、1瓶から7本は難しいと思います。現実的には2瓶で13人分のワクチンが準備できます。ただ、安全性の観点などから、こういった行為はしないように指導があります。いつも“勿体ないな”、と思いながら瓶に残ったワクチンを破棄しています。 最近、届けられた注射器は使いやすさが改善しています。写真を見てください。 一見するとよく似ています。 拡大した写真を見て頂きたいのですが、黒いゴムの部分に工夫があります。コロナワクチン用は先が伸びています。これが針の中まで入り、そこに残る部分をなくしています。また気泡ができにくく、操作性が格段に向上しています。

2021.08.15

爪切り

整形外科では足の診察をしばしばします。その際に爪を切ってほしいと相談を受けます。時間の都合もありますが、可能な限り爪を切らせて頂いています。 爪切りもいろいろあります。相談される患者さんの爪は、たいてい場合、通常の爪切りでは対応できません。爪切りを見るうちに少しずつ増えました。写真は当院で用意している爪切りです。大きさや形が少しずつ異なります。できるだけ患者さんに負担をかけないよう、適切な爪切りを選んで行っています。 当院で使用している爪切り

2021.08.12

開院3周年を記念して

おかげさまで、にいみ整形外科は2021年8月で開院3周年を迎えました。この節目の年を無事に迎える事が出来たのは、皆様の多大なるご支援の賜物と心より感謝申し上げます。今後も日々精進して参りますので、引き続きご愛顧の程よろしくお願いいたします。 3周年を記念しまして、クリニック玄関の絵画を新しくしました。画家たけおまりこさんの作品❝慈しみ❞です。 絵画を持ってきていただいた画家たけおまりこさんと タイトル:慈しみ たけおまりこさんは、石川県在住の画家です。たけおさんは一年ほど前、作品制作の為に四日市市に滞在していました。その時にケガをしてしまい、たまたま来院されたのが、にいみ整形外科でした。診察時に話しをお聞きして、素敵な絵を描いてる方だと知りました。今年の3月に名古屋で個展を開催するとの案内をいただき、ぜひ作品を見たいと思いまして、愛知芸術文化センターへ足を運びました。会場は温かい雰囲気が溢れる作品ばかりでしたが、この“慈しみ”に引き寄せられました。 互いを大切に想い合うイルカたちから、あたたかさそして希望の光が絵を通して空気、愛、エネルギーとなって、皆様に届くようにという願いが込められています。 マイカーに積んで、はるばる石川県から当院までたけおさんご本人が絵を運んで下さいました。クリニック玄関に飾ってありますので、診察等で来院の際には“慈しみ”をご鑑賞くださいませ。

2021.08.06

当院でのコロナワクチン接種報告とヒトパピローマウイルスワクチンについて

当院でも、新型コロナウイルスワクチン接種を行っています。7/25は8回設定した接種日のうちの3回目となります。8/1の接種日まではすべての予約枠が埋まっている状況です。それ以降は2回目の接種者を対象とした予約枠が空いています。2回目を休日やお盆に接種したい方はWebで予約してください。 接種会場風景 流行の中心は30代以下の若年者に移ってきています。現在、桑名市は原則、40歳以上を接種予約対象としていますが、今後、感染者が多い30代以下にも対象が広がります。特に10代の方の場合、ワクチンの副反応が心配な方、心配な保護者の方も多くいると思います。今後、若年者の流行をどのように抑え込むかは、新型コロナウイルス流行を抑え込む上で大切になります。一方、若年者は感染しても死亡リスクが比較的少ないうえ、副反応が強く出やすいことが予想されるためにワクチン接種率が高齢者に比べて低くなることが予想されています。実際、ワクチン接種先進国でも若年者の接種率の低さがみられるようです。様々な要素を考慮して、ワクチン接種について検討して頂けたらと思います。 話が変わりますが、子宮頸がんについてご存知でしょうか?子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)感染が主要な原因と考えられています。つまり、がんの原因が感染症であることがわかっています。感染で、がんが生じる病気としては、胃がんも有名です。胃がんはヘリコバクターピロリ菌という菌に感染することが重要なポイントになります。 HPVに対するワクチンはあります。残念なことに、HPVに対するワクチンについては、あまり知られていないように思います。子宮頸がんはワクチン接種で、がんになる可能性は大幅に減ります。ワクチンは9歳以上の女児に打てますが、副反応を心配する声が多いため接種が進んでいません。ワクチンが摂取できるようになった当初はワクチンについて話題になったと思いますが、最近では話題になることが少なく、ワクチンの存在すら知らない保護者もいます。子宮頸がんのワクチン接種は、保護者が主になり検討することになると思います。ワクチン接種をするかどうかは、保護者と本人で相談されるかと思います。このブログを通して、子宮頸がんは発生率を抑えるワクチンが存在することを知っていただき、このワクチンについても興味を持って頂く機会となれば幸いです。 そういえばこの記事を書いている際、携帯電話が普及しはじめた頃のことを思い出しました。その頃、“携帯電話の長時間の使用で脳腫瘍が増加する”という噂がありました。当時、学生だった私は、この世には様々な波(光も音も波の一つですね。テレビも電磁波の一つである電波を利用して放送されています)があふれて、毎日、体全身で様々な波を受けている現実があるにもかかわらず、なぜ携帯電話による波だけ脳腫瘍が増加すると思うのか、その発想に疑問を持ったことを思い出しました。もう20年以上前のことになりますね。新型コロナウイルスが携帯電話を通して感染すると思っている人・地域があるそうです。情報の真偽を見極めるのは難しいものですね。 参考のために日本産科婦人科学会の“子宮頸がんとHPVワクチンに関する”サイトを載せます。興味があれば閲覧してください。 http://www.jsog.or.jp/modules/jsogpolicy/index.php?content_id=4

2021.07.25
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