院長の論文が整形外科向け専門誌に掲載されました

院長は日々の診療も大切にしていますが、研究や発表、も熱心に行っています。研究の成果を伝えることは医療水準の向上につながりますので、論文作成や学会発表、講演会活動も行っています。今回、骨粗しょう症治療薬であるテリパラチド週2回製剤の治療成績についてまとめ論文としました。過去に行われた臨床試験と同様に良好な治療成績でした。 当院では重症の骨粗しょう症の方には、重症者向けの骨粗しょう症薬(注射薬)を勧めています。一方、軽症者には内服薬を勧めています。評価したものの、幸い治療の対象外の方には、それぞれの年齢や状態を勘案して次回の評価時期を伝えています。 重症者向けの薬剤は、現在4種類あり、3種類がテリパラチドというグループの薬、もう一つが抗スクレロスチン抗体と呼ばれる薬です。重症骨粗しょう症治療薬は、いずれも注射製剤で、なおかつ高価です。これらのお薬は内服薬などと異なり、効果・効能(いわゆる適応症)も“骨折のリスクの高い骨粗鬆症(いわゆる重症骨粗しょう症)”となっています。 当院で注射薬を勧めた際に、注射薬でないとダメなのかという質問を頻回に頂きます。繰り返しになりますが、注射薬を勧める人は重症骨粗しょう症の人です。注射薬は内服薬より治療効果が高いため、注射の方が良いと説明しています。私自身も医師であるだけでなく人間ですので、内服の方が注射より良いですし、薬剤費も安い方が良いと思います。ただ、注射で高価になのに、薬が販売されている理由はどうしてだろう?と考えると、治療効果が高いということがご理解していただけると思います。治療効果の高く安価な内服薬が開発されれば、それより治療効果が劣る注射薬は販売しなくなると思います。 今回、論文のテーマになった薬剤は週2回自宅で行うタイプの自己注射製剤です。自己注射製剤は怖い、痛いと患者さんの評判は悪いですが、実際に開始した患者さんに伺うと、大半の方から“思っていたよりはるかに簡単だった”、と言われます。自己注射製剤は骨粗しょう症を熱心にしていれば、欠かせない治療選択肢の一つです。骨粗しょう症の診断や重症度判定は、問診、背骨のレントゲン検査、骨密度検査が欠かせません。こういった評価で、重症骨粗しょう症と診断された方には、注射製剤を含めた治療薬選択を相談しています。複数回の骨折をしている方などが主な対象者です。もしお困りの方がいらっしゃいましたら相談ください。

2022.08.07

医師向けの放送収録がありました

今日は、ある製薬メーカーの依頼を受けて、骨粗しょう症に関する収録がありました。船津屋さんで行いました。今後、専門業者さんが編集をして、医師向けサイトの最大手の一つであるm3.com(エムスリードッドコム)で放送される予定です。1万5千人の医師の視聴が想定されています。 本日の収録では、大腿骨の骨折をテーマに解説しました。大腿骨骨折後は約半数の人で、歩行能力が低下していまします。その一方、大腿骨の骨密度が6%増加すると、骨折確率が40%減るという報告もあり、大腿骨骨折予防のために治療をすることの大切さを解説しました。また、重症の骨粗しょう症患者さんの具体的な状態を説明しました。 重症骨粗しょう症患者さんは ・背骨の骨折を2カ所生じている・背骨の骨折が1つでも、つぶれ方がひどい・腰骨の骨密度が若い人の平均値の60%未満・骨密度が若い人の平均値の70%未満かつ1ヵ所の骨折がある 等が該当します。これらは代表的な例で、もっといろいろあります。 会場には製薬メーカーの方、m3.comの担当者、はるばる大阪からの収録の専門家が何名もいらっしゃいました。目の前のモニターにカンペが浮かび上がっています。 服のしわが目立たないようになど色々指導をいただきました。何度も噛みましたが、全体的にはスムーズにできました。 話が変わりますが、本日は七夕ですね。桑名市は晴れです。高校生の時に、「長恨歌」という漢詩を習いました。授業をまじめに受けていたわけではないのですが、この歌は好きでした。ここで紹介したいとも思います。「長恨歌」は中国唐の詩人白居易によって作られた長編の漢詩です。国語の教科書に登場するほどの詩ですので当然ですが、白居易という詩人も、その代表作である「長恨歌」も有名です。「長恨歌」は唐の玄宗皇帝と世界三大美人の一人と言われる楊貴妃を題材とした漢詩です。玄宗皇帝は在位期間が長い皇帝です。その在位前半は唐の絶頂期とされています。玄宗皇帝の治世時は自然災害も少なかったことも幸いし、国は穏やかで国力が充実した時期でした。しかし、後半になると徐々に国が乱れだし、楊貴妃と共に都を追われました。その途中で、国が乱れた原因が楊貴妃にあると怒っている部下たちに、楊貴妃を殺害するように迫られ、やむなく殺害しました。「長恨歌」は長い歌ですが、その最後が以下のようになります。 <最終節の書き下し文> 別れに臨んで殷勤(いんぎん)に重ねて詞(ことば)を寄す 詞中(しちゅう)に誓ひ有り両心(りょうしん)のみ知る 七月七日長生殿(ちょうせいでん)夜半人無く私語の時 天に在りては願はくは比翼(ひよく)の鳥と作(な)り 地に在りては願はくは連理の枝と為らんと 天長く地久しきも時有りて尽くるも 此の恨みは綿綿として絶ゆる期(とき)無からん <現代文訳> 別れに臨んで丁寧に言葉を託す。 その言葉の中には二人のみ知る誓いがあった。 それは、七夕の日、誰もいない深夜、長生殿で二人だけで語った言葉である。 天にあっては比翼の鳥に、地にあっては連理の枝になりたい。 天長く地久しくも尽きる時ある。しかしこの恨み(想い)は絶えることはないだろう。   【注釈】  ・比翼の鳥・・・・雌雄二羽が翼を連ねて飛ぶといわれる伝説上の鳥  ・連理の枝・・・・根や幹は別々だが、枝の部分で一つに繋がっている伝説上の樹木 玄宗皇帝と楊貴妃の恋愛がどのようなものであったかは知りませんが、素晴らしい最終節だと高校生の時に感動しました。 長恨歌の中に“華清の池”という温泉地が登場します。“華清の池”は、始皇帝陵の近くにあります。始皇帝陵を見に行くときには、バスで10分程度の場所のため、一緒に観光することが多く、大学生の時に観光に行きました。詩で知った場所に実際に行った時には不思議な感じがしましたが、立派な観光地で多くの外国人がいました。 2024年大河ドラマは源氏物語が題材になります。私は源氏物語が好きですが、ここでも長恨歌で使われているフレーズがしばしば登場します。そのことから源氏物語の作者である紫式部は、唐の文学に精通していたことがよくわかります。当時は男性社会でしたから、こういった時代に漢文に親しみ、長編物語を書き上げる紫式部の才能や苦労・努力には尊敬の念が尽きません。1000年後に自身の作品が大河ドラマになることを予想はできないでしょうし、紫式部は女性の社会進出の先駆けとなり女性が不十分かもしれませんが社会進出を果たしている世の中を喜ばしく思っているのではないでしょうか。私の源氏物語愛について、また、機会があれば紹介したいと思います。 長文、駄文、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

2022.07.07

ルービックキューブ

先日ルービックキューブを目にする機会がありました。待合室に置いたら、頭の体操になって良いのではと思い購入しました。1面が3×3のものと、2×2も購入しました。説明書を読み、やり方にはパターンがあることを初めて知りました。 多くの方が触れるので、設置を少しためらいましたが、触る前と触った後に手洗いをして頂けましたらと思います。

2022.07.04

交通事故診療に関する講習会に参加しました

ある弁護士事務所から交通事故に関する講習会のお誘いを受け参加しました。 交通事故の治療は独特のものがあります。患者様の多くは自賠一括という制度を利用し、保険会社さんがある程度管理した状況での治療を受けます。治療の終了時期に関しても保険会社さんが決定することが多くあります。そのため、通常の治療と異なり、ある程度の制約の中で治療を行っています。また、患者様自身も補償を受けることが可能です。講演会の中でも指摘されていましたが、医師は治療のプロですが、そもそも自賠責のルールを勉強する機会はありません。そのため一括対応、後遺症判定の仕組みなどの交通事故治療のルールを知らないことが多くあります。特に患者様が受ける補償のシステム、弁護士さんの役割などについて知らないことが多くありました。 今回の講習会で、保険会社さんの業務内容、交通事故の際に弁護士さんが介入することでどのような違いが生じるのかがわかりました。また、患者様のカルテや診断書に記載するポイントなどを解説して頂きました。抽象的な説明ではわかりにくいので、一部を述べたいと思います。 追突事故に遭われた患者様が受診された際に、保険会社さんから“自賠一括対応でお願いします”、と連絡を頂きます。そうすると、患者様には、治療費の請求を行わずに、後日、保険会社さんに治療費の請求を行っています。今回の講習会によれば、医師の対応や弁護士さんの介入によりもらえる可能性があった後遺症などが認定されなかったことすらあるそうです(後遺症により数十~数百万あるいはそれ以上の補償が得られることがあります)。今までも診断書をできるだけ丁寧に事実を記載していましたが、本日の講習会を参考に、より適切なカルテや診断書記載をしていきたいと思います。 当院では、保険会社さんからのみならず(加害者側の保険会社さんです)、弁護士さんからの問い合わせ(被害者=患者様が弁護士特約などを使って依頼した弁護士さん)にも柔軟に対応しております。最近では当院の顧問弁護士に、交通事故診療のルールでわからないことがあれば適宜相談しております。 このように、交通事故で負傷した患者様の治療や相談も積極的に行っております。お困りのことがあれば受診して下さい。

2022.06.19

インカムを導入しました

スムーズな運営のため、一部のスタッフがインカムを使用することとなりました。左耳にインカムをつけております。院内連絡などの際に使用したいと思います。運用状況を見て今後、使用スタッフを広げていくと思います。よろしくお願い致します。 院長である私は、現時点では使用していませんが、こんな感じです。電池の消耗が激しく、毎日の充電が欠かせません。

2022.06.11
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