骨粗しょう症に関する動画撮影がありました

医師向けのサイトの一つであるm3.comで放送される動画の撮影がありました。同サイトは登録医師が多く、骨粗しょう症に関する薬剤を販売している会社からの依頼で撮影が行われました。 動画の趣旨について紹介します。骨の強さ(骨折しやすさ、あるいは骨折しにくさ)は、骨密度だけでは決まりません。2000年にNIHコンセンサスステイトメントとよばれるものが示されました。これは骨粗しょう症のエキスパートの先生が集まり意見を集約したものです。その中で、骨の強さ(骨強度)は骨密度と骨質の2つからなっていることが示されました。骨密度が高くても骨折する人は多くいます。理由として、骨密度の測定の方法が不適切だったり、骨密度検査の弱点として、骨密度値が見かけ上高く見えてしまうことが挙げられます。こういったことは医療者の知識が増えれば、そういった弱点を考慮することでカバーできる部分もあります。 ただ、骨密度は骨強度の一面だけを見ているために、骨密度だけでは把握できない点もあります。骨密度検査の正しい位置づけを啓発することで、多くの医師に、より正確な骨折リスク評価をして頂ければと思い、製薬メーカーと相談して今回の放送内容となりました。 m3.comは医師向けサイトですので、それ以外の方の視聴は難しいですが、院内で動画を見て頂ければと思います。 院内での撮影の様子

2021.02.18

遠心分離機を導入しました

休日に診察した患者さんのなかには血液検査が必要な方がいます。例えば痛風発作や偽痛風発作という炎症を強く起こす疾患は日々状態が変わります。血液検査結果も日により変化する場合があります。そのため検査のタイミングを逃し、血液検査を行うと異常が分からなくなってしまうことさえあります。そして血液は採取後に遠心分離処理を行わないと、一部の検査はできなくなってしまいます。ですので当院では遠心分離機を導入し、休日に採血した場合でも遠心分離処理を行い、良好な状態で後日検査検査が行えるような体制をとっております。使う頻度は非常に少ないですが、よりよい治療のために遠心分離機を導入しております。 診察室設置の遠心分離機

2021.01.25

大掃除について

本年も本日で終わりになります。今日は一部の職員やその家族さんにお願いして大掃除をしました。クリニックでは清掃を大切にしています。朝は6:30から掃除が始まります。それでも日々の掃除では追い付かないところもあり、年末には大掃除をしています。院長である私は主にトイレや駐車場、外壁などを高圧洗浄機で洗浄を担当しました。開院時とまではいきませんが、少しきれいになりすがすがしい気持ちです。清掃業務には備品の点検を兼ねております。清掃業務をしながら、備品に破損がないか常に注意しています。時には患者さんから破損を教えて頂いたりしています。今後もクリニックの清潔さはもちろん、安心・安全な環境が提供できるようにしていきたいと思います。 自転車置き場の洗浄

2020.12.31

2020年の講演会について

院長が講師を務める本年の講演会は全て終了しました。今年は26回、講師を担当しました。内容は骨粗しょう症、痛み、高尿酸や痛風に関係する講演会でした。2020年はコロナウイルス感染の流行があり、2020年前半の講演会は流行とともに中止となりました。その後、インターネットを利用したWeb講演会が普及し、インターネットを利用した講演会の講師を担当しました。全国の多くの地域の方に様々な情報提供をしました。同時に参加して頂いた医師から多くの質問をいただき、気づきになりました。特に今年最後の講演会は、1400名を超える医師の方に視聴予約して頂きました(実視聴人数は集計中です)。大規模な講演会の講師に選ばれることは名誉なことで、有益な情報を伝えられるように講師を担当しました。講演会の講師をするためには、相応の準備が必要です。講師を務めることで自分自身の知識を深めることができるということがメリットの一つと考えています。さらには、こういった活動が、皆さまに届ける医療水準の向上につながればと考えています。今後も可能な範囲で講師を担当していきたいと考えています。

2020.12.27

当院の救急受け入れについて

本日、“医療ネットみえ”の方が来院されました。当院は、救急患者さんの受け入れを積極的に行っております。特に休日の怪我や病気では受け入れ医療機関が少なく、医療機関を探して患者さんが“医療ネットみえ”に電話しても、受け入れ医療機関自体がないこともあるそうです。  休日に対応できる医師は院長一人ですので、受け入れには限度があります。しかし、当院での受け入れ件数は非常に多く、救急医療に貢献していると“医療ネットみえ”の方がおっしゃっていました。“医療ネットみえ”の方から連絡を頂いたときには驚きましたが、趣旨を教えていただき救急受け入れをしていて良かったと思いました。今後も時間や体力の許す限り受け入れをしていきたいと思います。 

2020.12.17
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