院長監修パンフレットについて

院長が監修した医療関係者用パンフレットができました。 パンフレットは以下の内容です。 手首の骨折は50~60代の女性に発生することが多くあります。この年代は骨密度測定をしても骨密度はあまり低くありません。骨折した方も、打ち方が強かったために“たまたま”骨折したと思いがちです。しかし大規模な調査で、一度手首の骨折をした人の反対側の骨折率が高いことがわかっています。また、手首の骨折をした人が将来、背骨や大腿骨の骨折を生じやすいことも分かっています。骨密度が比較的高いのに手首の骨折を生じる主因は、骨の硬さ(骨密度)の劣化ではなく、骨のしなり(骨質)が劣化しているためだと考えられています。骨質は骨の一部を採取して測定することが可能ですが、普段の診療で測定することはできません。ただ、一般に糖尿病患者さん、COPDとよばれる肺の病気の方は骨質が劣化していると考えられていますし、骨折経験者も骨質がある程度劣化していると考えられています。そのため、骨折した人は骨密度だけではなく、骨折の危険因子をどの程度持っているかを検討して骨粗しょう症治療を開始するかを考えた方がいいという結論になっています。 以上がパンフレットの内容となっています。 当院では骨の硬さ(骨密度)だけではなく、骨のしなり(骨質)も考えたうえで、骨粗しょう症治療が必要か、治療を行う場合、どの薬剤が良いかを提案しています。 手首の骨折を経験した方は、“たまたま”骨折したと思わず、ご相談ください。 院長監修パンフレットの表紙

2021.04.28

看板の設置

当院の看板を新たに設置しました。桑名大安線の道路を東員町から桑名市方面へ走ると、桑名メディカルビレッジ手前の左側に見えてきます。見逃すことはまず無い大きさです。写真ではサイズ感がわかりにくいのですが、横幅が10mもある看板です。 看板工事中の様子 看板設置後の様子 夜間ライトアップの様子 看板の灯りがともされると暗い夜道がほんのり明るくなりました。近隣の方への配慮をしつつ当面は長めにライトアップしています。

2021.04.22

庇(ひさし)工事について

COVID-19の流行が止まりません。ワクチン接種が順次進められ、今後、感染が終息に向かうことを願うばかりです。COVID-19に限らず、いくつかの感染症には換気が大切です。当院では機械による換気だけではなく、定期的に窓やドアを開放して換気を行っています。多少の雨であっても少し窓を開けて換気をしていましたが、雨が室内に入り濡れてしまう場所があるため、雨の日は換気に手を焼いていました。 今回、クリニック西側に庇を取り付ける工事を行い、雨の日も窓を広く開けて換気ができるようになりました。そのうち訪れる梅雨時期にも重宝しそうです。 庇取付工事中の様子 庇取付後の様子

2021.04.11

MRIのコイルを増やしました

当院にはMRI装置があります。 画像検査には単純レントゲン 、CT、 MRIと種別があります。CTやMRIが単純レントゲンに比べて優れていると思われている方が多いと思いますが、これは正しいとも言えません。それぞれに長所や短所があります。 単純レントゲンは非常に多くの情報が得られます 。 MRIは軟部組織と呼ばれる、骨以外の描出に優れています。また、単純レントゲンではわからない、いわゆる“ヒビ”の状態把握もできます。ただ完全にずれている場合は、単純レントゲンやCTの方が骨折診断のためだけなら有用な検査だと思います。当院では問診や診察所見、単純レントゲン後にMRI撮影が望ましい方にはMRI検査を勧めています。MRI検査の精度の向上のためには、機械の性能だけではなく、撮影条件、コイルの種類も大切です。 今回、2種類のコイルを購入しましたので紹介します。 一つ目はボディコイルと呼ばれるコイルです。 左が従来から使用しているボディコイルです。右は今回新たに購入したサイズが大きいボディコイルです。これにより体の大きな患者様の腰や骨盤の撮影や両側大腿部を同時に撮影することができるようになりました。 もう一つはリストコイルと呼ばれるコイルです。 手首の怪我や指や趾(足の指)を詳細に見たい場合に使用します。 コイルの値段は非常に高く、コイル1個で車一台分に相当するほどです。今回購入した2つのコイルは使用頻度が少ないことが想定されますが、上手に運用し、よりよい画像を得て診療に活かしていきたいと思います。

2021.04.04

新入職員、学生見学について

本日から新年度が始まりました。今年度は新卒者を1名採用しました。より働きやすい職場、より多くの方々に必要とされるクリニックを目指していきたいと考えています。 本年度の新卒者は九州からの応募でした。昨年の秋に❝医療専門職で新卒の採用はありますか?❞と学校の先生から連絡をいただきました。遠方からの連絡でしたので非常に驚きました。様々な点から当院への就職を希望しているとのことでしたので、福岡へ出張し学校の先生も交えての面談をして採用となりました。この地域が気に入っているそうで、充実した人生となるよう願っております。 また、本日は医師を目指す高校生の見学を受け入れました。見学後に学生の方と面談しましたが、医療現場で貴重な体験ができて良い刺激を受けたそうです。今回の見学がこの学生さんの人生にとって大切な1日になれば幸いです。見学にご協力いただきました患者様に感謝申し上げます。ありがとうございました。

2021.04.01
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