防災訓練

ブログ 2024年6月2日

5月30日に院内の防災訓練を実施しました。今回の防災訓練は前半に避難訓練を行い、後半は桑名西消防署の消防士さんによる消火器講習を実施しました。

前半の避難訓練は、診療時間中に待合室から出火し火災が発生するという想定で、シナリオに従い動くという形の訓練を行いました。スタッフは火災発見、初期消火、通報、避難誘導、応急救護、患者役、に分かれ、実際の火災時の活動になるべく近い動きを心掛けて担当の役割をこなしました。例えば初期消火では院内の3台の消火器を火災現場まで持ってくる、通報は事前に消防署へ断りをいれておき、実際に119番通報をする、避難誘導は院内から駐車場まで患者さんを安全に移動させる、応急救護は駐車場に救急セットを持ち出し対応するなどの動きを取り入れて訓練を実施しました。

このような避難訓練の場合は、シナリオのある劇を演じるようなもので、真剣に取り組むにはどうしても気恥ずかしさが伴います。しかし、実際に火災が発生した時には体で覚えた動きが威力を発揮し、パニック状態でも迅速な対応ができると思い、このような形での訓練となりました。スタート!の合図で訓練が始まり、防火管理者である私が想像していたよりも遥かに真剣に取り組むスタッフの姿を目の当たりにし、カメラのシャッターを押す事を忘れてしまいました。

後半の消火器講習は写真がありますので、講習の様子をご覧ください。(個人情報の保護のために画像処理をしております)

消火器の使い方の説明を受けています
訓練用の水消火器で実技をしています
災害時の行動について消防士さんからアドバイスをいただいている様子

今回の訓練の目的は、災害時に院内にいる方全員を無事避難させる事と火災現場に遭遇した時に躊躇することなく消火器を使用する事ができるという事でした。今後も様々な目的の訓練を定期的に行い、防災意識の向上につなげていきたいと思います。