何度か紹介しましたが、R4.2月の開院を目指し準備が進んでいます。しばらく足場が組まれ、養生されていましたが、先日、足場や養生が外れました。今後は内装工事や駐車場工事になっていきますので、外観の変化は少しずつになりそうです。最近、診察中にも泌尿器科クリニックさんの質問を頂く機会があります。
話が変わりますが、私はマーカーの研究を多くしました。手術後の深部静脈血栓症に関するマーカー、骨軟部腫瘍のマーカー、そして骨粗しょう症で使う骨代謝マーカーです。マーカーの定義は難しいですが、病気そのものを調べるより、もう少し簡単に調べることができる検査と言ったらいいでしょうか。例えば、骨の状態を知るために骨を少し切除して調べるといいですが、それは難しいことです。そのため、骨の状態を知るために血液に流れている骨を作る時の材料や骨を壊した時に出る廃棄物を調べています。これが骨代謝マーカーです。
マーカーの中で最も成功しているものの一つがPSAと呼ばれるマーカーです。PSAは前立腺がんのマーカーです。前立腺がん以外でも高値になる場合はありますが、非常に高い場合は前立腺がんの可能性がより高くなります。血液検査は採血行為があるものの、簡便にできるため、PSAを測定して前立腺がんの可能性を絞ること、あるいは再発していないかを調べることは非常に有用です。
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