院長が共同著者の論文が掲載されました

ブログ 2026年3月17日

ここ2、3日はだいぶ暖かくなり、春めいてきましたね。本日は、うれしい報告です。院長が共同著者の論文が、国際的に権威のある専門誌に掲載されました。掲載された雑誌は『Rheumatology』です。この雑誌は、リウマチ学の臨床・基礎研究において高い影響力を持つトップジャーナルの一つです。膠原病、関節炎、自己免疫疾患に関する最新の臨床研究やレビュー、症例報告を掲載し、世界中の研究者に広く読まれており、採用になるために質の高いことが必須条件です。

内容を簡単に紹介します。

グルココルチコイド誘発性骨粗鬆症(GIOP;ステロイドが原因の一つとして骨粗しょう症になった状態です)に対する3つの治療薬の効果を1年間比較した研究です。

ステロイド(糖質コルチコイド)を長期間服用されている方にとって、副作用による骨の弱まりは重要な課題です。これを専門用語で**グルココルチコイド誘発性骨粗しょう症(GIOP)**と呼びます。今回は、現在日本で広く使われている3つのお薬(デノスマブ、テリパラチド、ロモソズマブ)について、1年間比較しました。             

この研究では、3つのお薬が「腰の骨(腰椎)」と「足の付け根(股関節)」にどのような影響を与えるかを詳しく調べています。

興味深いことに、部位により骨密度の増える順番が異なっていました

1. 腰の骨(腰椎)

1年後の検査で、腰の骨密度が最も大きく増えたのは**ロモソズマブ(製品名:イベニティ)**でした。

  • ロモソズマブ(製品名:イベニティ):+9.5%
  • テリパラチド(製品名:フォルテオやテリボン):+8.4%
  • デノスマブ(製品名:プラリア):+4.4%

ロモソズマブとテリパラチドは、骨を作る力を強力に高めるため、腰の骨に対して高い効果を発揮しました。

2. 足の付け根(股関節)

一方で、骨折すると歩行に大きな影響が出る「足の付け根」については、**デノスマブ(プラリア)**が優れた結果を示しました。

  • **デノスマブ(プラリア)**は、治療開始6ヵ月という早い段階から、足の付け根の骨密度を増加させました。
  • **ロモソズマブ(イベニティ)**も着実に増加しましたが、**テリパラチド(フォルテオ、テリボン)**は開始6ヵ月時点では一時的にわずかに減少する傾向が見られましたが、12ヵ月後には、3つの薬剤とも同程度の改善が得られました。


ステロイドを使用していると、通常の骨粗しょう症よりも骨折のリスクが高まりやすいことが知られています(GIOPは、通常の骨粗しょう症とは異なる面が多々あります)。ただ、GIOPに対する治療成績は、まだまだ少ないのが現状です。だからこそ、各薬剤の特徴を知り、患者さんの抱えている病気を考慮しながら、最適な治療薬選択をするための貴重な情報が世界に発信できました。

当院では、これらの最新の知見に基づき、患者さんお一人おひとりの状態に合わせた最適な治療を提案してまいります。ステロイドを服用中で骨の状態が気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。

#骨粗しょう症 #ステロイド誘発性骨粗しょう症 #GIOP #プラリア #イベニティ #フォルテオ #テリボン #ステロイド副作用 #リウマチ #最新医学情報

本ブログは、AI技術(Gemini)を活用して作成しています。今後も、有益な情報をいち早く分かりやすくお届けしてまいります。