親子で学ぶ、人生の過ごし方について(書籍の紹介です)

ブログ 2025年1月18日

院内には100冊以上の書籍があり、雑誌まで含めると毎月30冊以上は変わります。できるだけ様々なジャンルのものを置くようにしています。最近では、韓国ドラマの本、神社に関する本、美容に関する本、釣りに関する本などを置いてみました。全てのジャンルを置くことは難しく、本を選ぶのも人ですので、どうしても偏りが生じます。スマホで多くの情報が得られますが、本も良いと思います。時々はテーマを設けて、本を並べることもあるので、良ければ読んでください。

さて、ドキッとするブログのタイトルかもしれませんが、今回は一冊の本を話題に取り上げます。院長は、小学生のころは、こち亀、ドラゴンボールなどが好きで、中学生になって、それに加えて三国志やブラックジャックなどの漫画も読んでいました。高校生になった時には、項羽と劉邦という歴史漫画、戦国時代の武将の歴史漫画、あさきゆめみしという少女漫画も読みました(あさきゆめみしは源氏物語を漫画化したものです)。中学生ごろから漫画だけではなく、歴史小説を読むようになり、高校生の時には授業で習った夏目漱石のこころを読んだことをよく覚えています。授業で、作家と作品名を対応して覚えていくのは苦痛ですしたが(例えば芥川龍之介、羅生門・鼻・蜘蛛の糸など)、実際の作品を読むと、どうしてそういったことを覚える必要があるのかが多少理解できるようになります(もちろん作品自体が素晴らしいですし、その時代がどういった時代だったか、生活様式など様々なことを知ることもできます)。

例えば、芥川龍之介の蜘蛛の糸についてです。蜘蛛の糸は実際に読むとわかりますが、非常に短編です。本当に短い作品です。しかも一応、児童向けの作品です。以下が院長が解釈しているあらすじです。

地獄に落ちているカンダタが、昔に良いことをしたことがあるので、釈迦が助かるチャンスを与えました。それは、天から糸を一本垂らし、それを使って登ってきたら助かる、という算段でした。ところが、多くの罪人もその糸を使って登ろうとしました。糸が切れてしまわないか心配になったカンダタが、“この糸は俺のものだ、降りろ、降りろ”と叫びました。その途端に糸が切れてしまい、地獄に再び落ちました。

蜘蛛の糸を通して、昔から人は変わらないものだということ、中学生や高校生で学ぶ理由は、“自己中心的ではよくない”ということを勉強してもらうためだと思います。そのために教科書などに取り上げられ学習する機会があるのだと思います。

話が逸れましたが、その後の大学生の時には、歴史小説を中心に読んでいました。結構、読書が好きでした。そして、20代の頃に、新たにお金に関する本を読みました。もう20年位前ですが、橘玲(たちばな あきら)さんの本です。本屋さんで表紙を見て購入しました。その本を読んで以降、時々、橘玲さんの本を読みます。院長の印象ですが、世の中を少し斜めから見ている感じです。

最近、本屋さんに行ったときに、かわいい表紙の本を見つけました。それが橘玲さんの本と知り購入しました。表紙って大事ですね。

今回のタイトルも、~人生という「リアルなゲーム」の攻略法~、というサブタイトルがついていて、こういう言い方が、院長の好みです。20年以上前に読んだ橘玲さんの本のタイトルも調べました。“お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ“、でした。

著作権の問題があり、内容は詳細には伝えられませんが、お金、経済、社会などのシステムをわかりやすく解説しています。院長が特に興味を持ったのは、子供がどのように時間や友達について考えているのか、などの解説です(子供の時はどういう心理だったか、大人になったら忘れてしまうことが書かれています。子供の心理をどうして橘玲さんは思い出したのだろう?と院長は関心しました)。本書を子供一人で読んで理解することはないでしょうが、本書は院内にあります。もし、よろしければ手に取って頂き、人生が豊かになれば幸いです。