明けましておめでとうございます

ブログ 2025年1月2日

新年、おめでとうございます。本年も皆様にとって良い年になることを祈っています。

当然ですが、世の中は絶えず変化しています。それに合わせて医療も変化しています。最近ではデジタル化の推進が効率的な医療、医療費削減などの観点から推進されています。マイナンバーカードもその一つですし、今後、紙のカルテはなくなる方向です。今まで紙カルテを利用されていた医療機関に置かれては、単純に電子カルテを導入するだけでは済まずに、紙カルテのデータを残しながら(時々は参考にしながら)診療に当たるため、大変不効率になることが想定されます。当院では画像は、院内にサーバーがあり対応しています。フィルムで焼いていた時に比べて素早く取り出せる、長さなどが測定しやすいメリットがありますが、停電になったり、サーバーが大規模に破損すると、忽ち(たちまち)、画像が見れなくなったり最悪、消失します。最近ではクラウド型が普及しつつありますが、ネット回線の破損やクラウド側の問題が生じると、診療に支障が出ます。完全なシステムはないですし、もしあれば、皆がそれに移動しますので、医療機関に据え置きサーバータイプとクラウドタイプが混在している現状を考えると一長一短なのでしょう。

最近、院長である私自身に体調不良があり医療機関にかかることがありました。その医療機関さんはネットで予約が取れるシステムが導入されていました。ネットでの予約が可能で便利ですが、予約サイトはオープンすると1分以内に予約いっぱいになるそうです。院長が知る限りは、ネット予約できる医療機関のいくつかでは類似した状況になっているそうです(予約サイトの現状について知っているのは数カ所ですが、全てで同じ状態と伺いました)。予約サイトを導入する医療機関が、そもそも大変な混雑の医療機関だからかもしれませんので、全ての医療機関で同様かどうかはわかりません。気になって1分以内に予約サイトが埋まる医療機関さんの口コミをいくつか見ると、“予約が取れない”、という書き込みがいく複数ありました。逆に当院のように来院される方を受け入れる医療機関では、“待ち時間が長い”という口コミになる傾向にあります。やはり一長一短ですね(予約サイトを導入している医療機関さんも、直接受診されている患者さんを診察している所は多くあります)。

今年は、新たな超音波機器(エコーの導入)、いくつかの医療機器の購入を検討しています。また、夏には三重県で学会が開催されます。そちらではセミナーの講師を担当する予定となっています。また、新型コロナウイルスの流行は続いていますが、徐々に会場を設けた勉強会が増えてきており、主に骨粗しょう症分野での勉強会の講師で県外に出かける予定です。多施設共同で研究も行っており、医療の発展に寄与できればと思います。

現在、入り口に展示してある作品です。
作品名;厳冬    作者;南川 朋宣先生